楽団の最前列左側、黒と銀の管体を持つ縦笛がクラリネット。木管楽器です。
息を振動にそのまま変換するフルートとは対照的に、植物の「葦(あし)」でできた薄い板(リード)に息を吹き込んで震わせ、音を出す楽器ですが、同じくリード楽器であるサックスとは違う、柔らかく、穏やかな音質が魅力。
主旋律を主に担うパートの一つですが、主旋律の裏で動き回る対旋律を演奏することもあり、フルートと同じく楽団の高音部を担い高速で動き回る機動力の高い楽器です。
また、低音部を担うバスクラリネットも使用され、チューバやバリトンサックスと並んで楽団の低音を支えます。
小編成アンサンブルやジャズ編成などでもソロ楽器として多く使われています。
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